リズミカルな演出で空間が広がる家
限られた床面積の中で、数字以上の開放感を感じられる住まいを目指したY様邸。実際の広さだけに頼らず、視線や高さ、光の使い方によって、暮らしの中に伸びやかさを生み出した住まいです。
case study 土浦市 Y様邸
- 施工床面積:121.3㎡(36.6坪)
- 建築本体価格の目安:1,500~2,000万円(2015年当時)
- リズミカルな視覚効果により、物理的な空間の広さを 超える開放感を創出。
- 奥行のある玄関に沿った細長く小さめなホール。左側のリビングダイニングに続く斜めに配置されたドア。空間のメリハリ+対角線の位置から入る視覚効果で住空間の広がりを感じることができる動線設計とした。
- 低い天井の先に大きな吹き抜けを設け、さらにその先 の壁面に床から天井に向かってスリット状の石張りを施工。視線を上に誘い、縦に広がる開放感を演出。
- 広い空間を単調にしないよう、吹き抜けに斜めの火打梁を現し、その背面に間接照明のアクセント。
- 内部階段及び吹抜け手すりはスケルトンとし、火打梁の対角となる吹き抜け部の1階天井入隅を斜めに仕上げることで、階上の奥行きをイメージさせる演出。
- キッチンはアイランド型の造作とし、加熱機器を壁側に設置。換気扇で天井面を遮らないようにした。
- 2階に秘密基地のような遊び心のある書斎あり。
設計者からのコメント
住宅の開放感は、床面積だけで決まるものではありません。どこに視線が抜けるのか、天井の高さがどのように変化するのか、光がどこから入り、どこへ導かれるのか。そうした一つひとつの要素によって、実際の寸法以上の広がりを感じることができます。一方で、ただ開放的なだけの家にせず、2階の書斎のように、少しこもって過ごせる場所もつくっています。開く場所と落ち着く場所、その両方があることで、日々の暮らしにもメリハリが生まれると考えました。これからY様ご家族が、この家のさまざまな場所でそれぞれのお気に入りの時間を見つけ、開放感のある空間の中でたくさんの思い出を重ねていってほしいと思います。















